賃貸でも、子育て中でも、心地よく暮らしたい。
そう思い、毎日すこしずつ暮らしを整えているアラサーママです(笑)
20代前半はモノにあふれた生活をしていた私ですが、転職や結婚を機にすこしずつモノを手放すように。

でもまだまだ整えている最中。
自分なりにモノが増えないよう工夫して断捨離しているつもりだったのですが、ここ最近悩みがあります。
それは、手放しても手放してもモノがまた増える、ということ。
ミニマリストにあこがれるけど、なかなかモノを手放せない。
断捨離をしたのに、すぐモノが増えてしまう。
同じような悩みを抱えている人も多いのでは?



そんな人にぜひ読んでほしい、おすすめの本を見つけました!
もうリバウンドしない。モノが増えて困ることもない。



この本を読み終わると同時に、きっとあなたも部屋中を片づけたくなることでしょう…!
こんな人におすすめ
- ミニマリストの生活にあこがれる
- 断捨離をしたいけど思うようにすすまない
- モノを減らせるようになったけど、もう少し快適に暮らしたい
- 断捨離してもすぐリバウンドしてしまう
バッグは、3つあればいい 迷いがなくなる「定数化」
今回紹介するのは、ミニマリストおふみさんの「バッグは、3つあればいい」という本。


著者のおふみさんは、ミニマリストでもあり、イラストレーターでもあります。
モノがたくさんあふれていた生活から、ハイエース1台に家財道具がすべておさまるまで断捨離したんだとか…!!
現在はTwitterやInstagram、You Tubeやブログなど多岐にわたり、そのミニマルな暮らしについて発信されています。
この「バッグは、3つあればいい」は、物欲に振り回されずにお気に入りのものですっきり暮らすにはどうすればいいか?という著者の工夫やリバウンドしないための考え方がぎゅっとつまった1冊です。
そんな素敵なミニマルライフを送っているおふみさんの断捨離には、どうやらルールがあるそうです。
ただモノを手放せばいいのではなく、自分なりのものとの付き合い方のルールを決める。



どうやらこれがミニマルライフを続けていける秘訣のようです。
家が片づかない原因は、「定数化」していないこと
実は、この本を手に取ったのは本屋さんではなく、近所の図書館でした。
この本をミニマリストの方が書いているなんでまったく知らないまま、そのタイトルに釘付けになったのです。
「バッグは、3つあればいい」



…!!
自称(どちらかというと)ミニマリストだと思っていた私でしたが「いや待てよ、うちはバッグだけで5つ以上あるぞ…」とあわてて手に取った本書。借りて帰ってゆっくり読むことに。



今まで断捨離してもまたすぐモノが増えていた原因がはっきりとわかりました(笑)
ものを増やさない秘訣は、数や量を決めること


ものを増やさないためには、どうやら仕組みやルールが必要なようです。



普通に暮らしているだけなのに自然とモノが増えていくのは私だけじゃなかった…(笑)
おふみさんは、持ち物について「定数化」もしくは「定量化」してものがふえない仕組みをつくっているとのこと。
定数化しているもの
- 服(気温・用途別に1着ずつ)
- 靴(用途別に1足ずつ)
- ストック(1つずつ)
- 傘(一人1本)
- バッグ(用途別に1つずつ)
バッグは普段用、冠婚葬祭用、アウトドア用の3つにしぼって定数化。
用途別にお気に入り1つにしぼる、というのが「定数化」のポイントのようです。
定量化
- 本(BOXに入るだけ)
- マニキュア(ケースにおさまるまで)
- アクセサリー(引き出し2杯分)
- 食器(コンピ二ビリに収まるだけ)
アイテムによって大きさや形がちがっているものや数をかぞえるのが大変なものは、入れる場所の大きさを決めて、そこに入るだけにする「定量化」が向いているそう。
片づけてもモノが増えていた原因
数年前から断捨離が好きになり、片づけることがだんだん好きになってきた私ですが、毎日不燃ごみの日にはたくさんのゴミが出てしまうことにモヤモヤを抱えていました。


断捨離してゴミを捨てることにすっきりする反面、毎月こんなに大量のゴミが出る生活ってエコじゃない気がする。



もっとものが入ってこない生活はできないだろうか…。
そう思っていたところでおふみさんの本を読み、我が家は「定数化」「定量化」ができていなかったことに気づきました。
つまり、買うときに本当に必要か、どこにしまうのかということを考えていなかったのです。
定数化して「お出かけ用のきれいめバッグは1つ」と決めていれば、同じようなバッグがほしくなったときに「今あるものを手放してまでほしいか?」と心に問いかけるようになります。
そこまででなければ買わない。どうしてもほしければ今のものを手放す。
その問いかけを繰り返していけば、相当愛着の強いお気に入りのアイテムが集まってくるでしょう(笑)
我が家で「定数化」できていなかったもの
本を読んだところで、我が家のモノはどうだろうかと見回りをスタートしてみました。



クローゼットから、冠婚葬祭用のバッグが2つ出てきました。


▲同じ用途のものが2つ…



ほかにも、使っていない財布が…!


▲下は普段使っているもの、上は以前使っていたもの



以前使っていた財布は夫からプレゼントしてもらったものだったので手放しにくく、そのままになっていました
ちょっとクローゼットをのぞいただけでこのありさま。



断捨離は得意な方だと思っていた私ですが、まだまだでした(笑)
夫の了解も得て(笑)使っていないものはメルカリに出品して手放すことにしました。
我が家で「定量化」できていなかったもの
つづいて「定量化」について。
数を決める定数化より、保管するスペースを決める定量化が向いているものは以下のものです。
定量化が向いているもの
- 毎日数えるのが大変なもの
- 厚みが違ったりするもの
- 小物類
たとえば、おふみさんは本は無印良品のフタ式ダンボールボックス5箱分だけ、と決めているそう。
ほかにもマニキュアやアクセサリーは保管するケースや場所を決め、そこに収まるだけにしているそうです。



最近、私も無意識のうちに定量化をはじめていたことに気づきました。
本は本立てに収まるだけ、と収納場所を決めて残りは手放したのですが、これが「定量化」の考え方だったんだと納得しました。


▲本で持っているのはこれだけ。



右から料理本、育児+家事、お金や自己投資と枠ごとに分類を決めています。
自分の本は最近電子書籍をメインにしたことで、かなりすっきりしました。


▲愛用のKindle paper white。
辞書のように何回も読みたいものやカラーがいいものだけを書籍で持つようにして、それ以外は電子書籍で購入するか図書館で借りてくる、というのがマイルールです。



この本立てからあふれる部分は、BOOKOFFで売るようにしています。
知らずしらずのうちに「定量化」のマインドで本を手放すことに成功した私ですが…
どうしても難しいものがありました。



絵本です…


▲ぎっしり…
もともと絵本が大好きで、子どもが生まれたらたくさん絵本を読みたい!と思っていた私。



あれよあれよという間に絵本が増えてしまいました。


そこでここにも「定量化」を取り入れてみることに。
息子は現在1歳2ヶ月。
絵本だなの絵本をすべて投げていくという趣味もあるため(汗)、表紙が見える棚に重ならないだけの絵本をならべ、残りはクローゼットの仮置場にしまうことにしました。


▲上段に余白が残る程度に並べた。下段はおもちゃ置き場にしています。


▲仮置場の絵本。「おうち図書館の蔵書」とでも呼びましょう。
週変わりで蔵書と絵本だなの絵本を入れ替え、いろんな絵本に触れ合えるようにしてみました。



これだと並べられた絵本は魅力的に見えるし、週変わりでいろんな本が登場するので新鮮さもあっていいとこどり!
絵本のサブスクもありますが、レンタルではなく購入がほとんどなので、いずれにせよ「定量化」の考え方は役に立つことまちがいなし。
図書館で借りてきた絵本は見えるところにおいて、積極的に読めるように工夫することに。


▲図書館で借りてきた期間限定の本は前列に。



絵本の「定量化」、難しいと思っていましたが意外と簡単にできて、スッキリしました!!
これから「定数化」「定量化」していきたいもの


このほかにも食器や子どものおもちゃ、子どものサイズアウトした服や育児グッズなど、「定数化」「定量化」できそうなものが出てくるわ出てくるわ(笑)
「2人目以降を妊娠したら」とか「いただきものだから」とかで手放していなかったものも、よく考えたらレンタルですむものや、どうしても必要なら買い直せばいいもの、そもそも使っていないものと、我が家の生活には必要のないものがたくさんありました。
これから定数化したいもの
- 料理道具
- 食器
- 服
- カバン類
- ストック
これから定量化したいもの
- サイズアウトした子どもの服
- おもちゃ
- 食品の備蓄
- 化粧品
書き出してみると、手放せそうなものがまだまだありそうでワクワクしてきました(笑)
手放せるものがあるということは、生活スペースが広くなる余裕がまだあるということ。



これから時間をかけて、自分にとって心地いい「定数」や「定量」を模索していこうと思います。
ものの数や量を決めるメリット
ミニマルライフを送るための「定数化」「定量化」について、著者の工夫から我が家の実情までを紹介してきましたが、ものの数や量を決めるとどんなメリットがあるのでしょうか。
著者のおふみさんはこんなふうに話しています。
定数化のメリット
- 好きなものだけのクローゼットになる
- 生活スペースを広く保てる
- 掃除が楽になる
- 1in1outでものの数が増えない
- 足るを知り飢餓感がなくなる
- 無駄買いを防げるので経済的
- 迷いがなくなる
ものの数を決めると、決めたスペース以上にものが増えることがない。
だから自分が過ごす生活スペースがゆったりと広く保てるし、掃除も楽になる。
持っているもので自分の決めた定数、定量が満たされていることに気づき、「もう十分満たされている」と感じることができ、無駄買いもしなくてすむ。



なんだかメリットだらけ…!!
私自身、断捨離をはじめて部屋のものを増やさないように意識しはじめてからは、ものを買うときは代わりに何かを手放せるか?という問いかけをするようになりました。
アイテムごとに数や量を決めておけば、より一層無駄な買い物がへってお気に入りのものだけに囲まれた生活が送れるということ。
また、あれどこにいった?という探しものをしなくてすむうえに、毎日の服装選びにも時間がかからなくなります。
ものを増やさないために決めていること
ものを増やさないために決めているのは、数や量だけではありません。
おふみさんが心がけていることは他にもあるそうです。
ものを増やさないために決めていること
- 定期的に持ち物を見直す
- ペットボトル飲料は買わない
- コンビニのスプーンはもらわない
- セールにいかない
- ゴミ出しを忘れない
- 季節の飾り物はしない
- 年賀状は無理に書かない …他



ほかにもものを増やさないための工夫がたくさん!
これだけ心がけているからこそ、ものが増えない生活を続けられているんだとわかりました。
そして、何気なく生活しているだけでも、ものが増える要素がたくさんあるんだな…と気付かされました。



ちなみに、私がものを増やさないために心がけていることはこちらです。
ものを増やさないための7つの決めごと
- 週1回は持ち物を見直す
- ゴミ出しの日はアプリで管理する
- スプーン、割り箸はもらわない
- サンプルをもらったら率先して使う
- ポイントカードは持たない
- 子どもや季節の行事の飾りは最小限で
- レンタルできるものは買わない



ここ数ヶ月は2日に1回くらいは部屋の中をうろうろしてものを整理しています(笑)
一度不燃ごみの日を忘れてしまって大変なことになってからは、アプリをダウンロードしてゴミの日の前日に通知が来るように設定。
節句の飾りや季節の飾りなど長年にわたって収納スペースをとってしまうものは、小ぶりなものや壁にかけられるものを選ぶようになりました。


▲小黒三郎さんの組木はやっぱりかわいい。



育児グッズはレンタルできるものも多いので、うまく活用していきたいです。
ものの数を決めて、リバウンドしない部屋を手に入れよう


おふみさんの「バッグは、3つあればいい」の考えと合わせて、私がものを増やさないために工夫したことも紹介してみました。
手放しても手放してもまたものが増えてしまう原因は、そもそも自分の持ち物の数や量を決めていなかったことでした。
今回この本を読んで一番衝撃を受けた言葉は、こちらです(笑)
片づけずに放置すると、脳内で何度も片づけてしまう。



今の私、まさにこれ…!!!
頭の中で「あれをここに収納して、あれをこっちに動かして…」と永遠にシミュレーションしてしまう毎日。
この脳内片づけ、嫌いではないんですがかなりエネルギーを使うんです(笑)



ものの数や量、居場所を決めることで、この脳内片づけともお別れできる日がくるんでしょうか…
春からは育休復帰してフルタイムで働くことになるので、それまでに生活しやすい部屋づくりを完成させたいというのが今の目標です。
そのために、ここ数年放置していた処分しにくいものも思い切って見直していくことにしました。



母からゆずりうけた着物は、買取サービスを利用することで手放すことができました。


人からいただいたものや思い出グッズ、子どものものは特に手放しにくかったのですが、「ありがとう」と感謝の気持ちをこめながら少しずつ手放せるように。
最近は断捨離していくごとに生活スペースの居心地がよくなっていくのを実感しています。



ラグも手放して、フローリング生活をはじめました!


片づけても片づけてもものが増える。
でもそれはある意味生活していると自然に起こるものなのかもしれません。
むしろ、増えないようにするためには自分の中でルールを決めることが必要だったのです。
おふみさんの本には、ものが増えないためのルールをつくるにはどうすればいいか、その秘訣がたくさん詰まっていました。
そしてルールさえ決めれば、片づけが苦手な人でもリバウンドしない部屋づくりができるようになります。
ミニマリストの極意がぎゅっとつまった「バッグは、3つあればいい」。



自分にとって心地いい「定数」を、見つけにいきましょう!


著者おふみさんの新刊
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