我が家の息子も離乳食をスタートして2ヶ月以上がたちました。
最初は調子よく食べていたのですが、まったく食べないときや途中で泣いていやがるときもあります。
せっかく食べてもらおうとおもって用意したのに、泣いて拒否されるとつらい…。
そんなときに考えられる原因と、効果があった対処法を紹介します!
離乳食中に泣く、いやがる原因
おなかがすいていない
そもそも食べようとしない、ちょっとだけ食べてあとはべーっと出してしまうときは、そもそもおなかがすいていないのかも。
とくに1日2回食になってからの2回目のときに、タイミングによっては口をあけてくれないときがあります(笑)
いつも同じ時間にあげていたとしても、そのまえの授乳タイムにたっぷり母乳やミルクを飲んでいたり、離乳食をたくさん食べているとおなかがすいていないことも。
大人でも、つい食べすぎたときはしばらくお腹がすかないこともありますよね!
あかちゃんもきっと同じです。
ねむい
単純にねむい。ねむくて機嫌がわるい。
あかちゃんのうちは、食べている途中にねむくなってくることもしばしば。
私自身も食べながらよくねてしまう子どもでした(笑)
やっぱりあかちゃんはねむいと機嫌がわるくなってきます。
母乳、ミルクがいい
歯がまだ生えていない、本数がすくないあかちゃんだとやはり母乳やミルクのほうが飲みやすいことも。
離乳食なんかいいから母乳 or ミルクくれーー!
とうったえてきます。
5ヶ月、6ヶ月の離乳食初期はとくにこの傾向がつよいように思いました。
よく離乳食をあげるまえに母乳やミルクをあげてはいけないといわれますが、息子の場合はすこし母乳を飲んで落ち着いてから離乳食をあげると食べてくれるときもありました。
「絶対に離乳食をあげるまで母乳やミルクをあげてはいけない」
と決めつけず、すこし落ちつけるために先に母乳やミルクをあげてみるのもいいかもしれません。
だっこしてほしい
我が家では自分でおすわりができるようになるまでバウンサーにすわらせて離乳食をあげていたのですが、一時期はバウンサーにのせるだけでご機嫌ななめになることも。
まだまだあまえたい時期。
とくにおすわりが安定しないころはだっこしてほしい気持ちがつよいかもしれません。
おすわりできるようになっても、息子の場合は6ヶ月なかばごろから自己主張がつよくなってきたので、だっこしてほしくて泣くことが増えてきました。
温度があつい、冷たい
あかちゃんは猫舌だとよくいわれますが、息子も離乳食があついときは必ずべーっと顔をしかめて口から出していました。
じゃあ冷ませばいいのか?というとそうでもないようで。
あまり冷たくなりすぎるとこれもまた嫌がることも。
適温、というのがあるようです(笑)
息子の場合は人肌くらいか、手にのせてすこし温かいと感じるくらいが好みのようで、いつも温度には気をつかっています。
飲みこみにくい
これも離乳食初期におおい原因だと思います。
「ごっくん期」はその名のとおり、あかちゃんは離乳食を「ごっくん」している時期。
粒が残っていると飲みこみにくく、嫌がることも多いです。
息子の場合は最初の1週間目に粒なしのとろとろおかゆにして、翌週にちょっとだけ粒ありのおかゆにしてみたら、まったく食べてくれませんでした(笑)
また、ほうれん草の繊維の部分なども飲みこみにくいようで、すこし食べるスピードが遅くなりました。
大人にとっては同じように思っても、飲みもののようにごっくんしているあかちゃんにとっては大きな違いになっているようです。
食感がイヤ
さきほどの「飲みこみにくい」と関係していることですが、ごっくん期の間は舌にのこるような食感を嫌がっていました。
たとえばかぼちゃやさつまいも、りんごなどです。
多くのあかちゃんが好むといわれている味なので、どうしてイヤがるのかな?と思っていたのですが、りんごのすりおろしに水を加えてジュースにしたところゴクゴクよろこんで飲んだのです!
かぼちゃ、さつまいもはトロトロのおかゆに混ぜるとよろこんで食べました(笑)
味ではなく、食感やのどごしで好きかキライか判断しているようです。
味が気にいらない
大人とくらべて2〜3倍ほど敏感といわれるあかちゃんの味覚。
味には5つの種類があります。
甘味、塩味、旨味、酸味、苦味。
ですが、あかちゃんが好むものと好まないものとはっきりわかれます。
あかちゃんが好む味はこの3つ。
- 甘味 … おかゆ、砂糖など
- 塩味 … しお、しょうゆなど
- 旨味 … かつおだし、こんぶだし、きのこ類、肉類、魚介類からでる出汁など
上記の3つは生きていくために必要なものを含んでいると感じているからだそう。
甘味はエネルギー源、塩味はミネラル、旨味はタンパク質。これらを含む味を本能的にあかちゃんは知っているのですね。
反対にあかちゃんが好まない味はこちら。
- 酸味
- 苦味
酸味は腐敗を、苦味は毒を連想させるため、身を守るための本能としてこの2つの味を拒否するようになっているのだとか。
あかちゃん賢い!!(笑)
酸味、苦味は小さいころからすこしずつ慣れていって、大人になるころに食べられるようになる味なんですね。
りんごなどは酸っぱかったのか、最初ものすごい顔をしかめていましたが、すこしずつ慣れてきたのか今ではどちらかというと好きなほうになりました。
ただ、私の印象ではごっくん期は味より飲みこみやすさのほうが影響がおおきい気がしています。
同じ味でも食感をかえると食べてくれたものが多かったからです。
口や手をふかれるのがイヤ
これは息子の場合だけかもしれませんが(笑)
離乳食を食べている途中、口のまわりがベタベタになってきたり、口のなかに手をつっこんでその手を振りまわしたり。
それが気になって口や手をふこうとするとめちゃくちゃイヤがります。
それで機嫌が一気に悪くなることもしばしば(笑)
そこから離乳食を食べることも拒否です。
すこしくらい汚れても仕方ない、汚れてもすぐにふきとれるイスやカーペットにしようと環境を変えてからは、私も食事中に神経質になることが減ったためふきとる回数も減りました。
離乳食をいやがるときの対処法
つづいて、離乳食をいやがるときの対処法について紹介します。
温度の調整
まず、あつすぎないか、つめたすぎないかの確認をします。
電子レンジでの調理だと、作っているうちにだんだん何秒くらい温めたのが好きなんだな〜というのがわかってくるようになりました。
息子の場合は、手にのせて少しあたたかいなと感じるくらいが一番よく食べてくれます。
飲みこみやすい食感にする
ごっくん期は粒感があると飲みこみにくく、いやがる傾向があります。
とはいえ、いつもいつも裏ごし器で裏ごしするのは大変!
我が家ではもっぱらハンドブレンダーでつぶしています。
ごはんを大人と同じように炊き、水と一緒にレンジでチン!
そのあとハンドブレンダーで混ぜるとわずか数十秒でトロトロのおかゆになります。
生後7ヶ月になった現在はようやく歯が生えてきたのとモグモグするのが上手になってきたので、多少つぶがのこっていてもいやがらずに食べるようになりました!
わずか1ヶ月で大きな成長です。
好きなものにまぜる
いろんな食材をためしていると、あかちゃんの好きな食材も1つか2つ見つかってくると思います。
息子の場合はもっぱらおかゆ(笑)
同じくらいの月齢のあかちゃんを育てているママに聞いても、おかゆだけは食べてくれる!というパターンが多いようでした。
素材ひとつひとつの味を〜とかいっても、食べないものは食べない。
そもそも大人も、そのままのほうれん草だけ、とかにんじんだけ、とか食べないですよね?
我が家では、おかず単体で食べさせることはあきらめて、ごっくん期はいろんな食材をおかゆにまぜておじやみたいにしてあげていました。
そうすると不思議とかぼちゃやほうれん草、しらすや納豆まで、けっこう味にクセがありそうなものを混ぜてもなんでも食べてくれたのです。
バナナも食べなかったのですが、ふと思いついた私。
ん?もしやこれもおかゆと混ぜたら食べるのでは…
そしてビンゴ!名付けてバナナ大福がゆです\(^o^)/
バナナ+おかゆなんて大人は絶対食べないけど、息子はバクバク食べます。
そんなふうに自分だけの組み合わせを発見するとなんだかワクワクします(笑)
いまではおかゆ以外にもとうふなどに混ぜると食べるようになってきました。
だっこして食べさせる
バウンサーやイスでは食べないけど、だっこすると食べてくれることも。
やっぱりだっこが好きか〜!
おおきくなったらだっこしてなんて言われることもなくなりますから(笑)
いまのうちに思いっきりだっこして味わっておきましょう(*´∀`*)
おとなが食べているところを見せてから食べさせる
これが意外と効果てきめん!
そもそも離乳食をそろそろはじめようと思ったきっかけも、おとなが食べているときに興味しんしんで近づいてくるようになったからなのですが、離乳食がはじまってもそれはかわらないようです。
おとなが食べていると自分も食べたい!という気持ちが高まるようで、そのあとに離乳食をあげるとパクパク食べてくれることも。
遠くで遊んでいても、おとなが食べていると自分も!とズンズン近くによってきます(笑)
そしてじーっと見つめてきたり、ひざによじ登ろうとしてきたり。
ついつい子どものごはんを先にすませて自分のごはんをあとで食べよう、と自分のごはんを後回しにしがちですが、順番を逆にすると子どもの食べたい気持ちを自然に刺激できるので案外食べてくれることもあります。
すごいね〜と笑顔でほめる
こちらの言葉をどれくらい理解しているのかはわかりませんが、パパやママの笑顔とすごいね〜という言葉はやっぱりうれしいみたい。
モグモグ上手だね〜
おいしいね〜
と笑顔で話しかけるとよく笑っておおきな口をあけてくれます。
食事はできるなら楽しみの時間にしたい。
しかめっ面でおとながごはんをあげるよりは、笑顔で話しかけながらあげるほうがよろこんで食べてくれる気がします。
食べさせるのをやめる
いろんな手をつくしても、食べてくれないときもあります。
そんなときは、潔く食べさせるのをやめる!
もうおなかいっぱいかな?
今日はめちゃくちゃ機嫌悪くて泣きわめく…
そんなときにはパッと食事を切りあげるようにしています。
いやがっているところに無理やり食べさせて、食事の印象が悪くなってしまっては逆効果。
また食べたくなったときに食べればいいや、くらいの軽い気持ちでいると別の日にパクパク食べてくれたりすることも。
いやがるときは無理に食べさせない、というのが我が家のルールです。
いつかは食べるようになる
いかがでしょうか。
離乳食をいやがる原因
- おなかがすいていない
- ねむい
- 母乳、ミルクがほしい
- 温度があつい、冷たい
- 飲みこみにくい
- 食感がイヤ
- 味が気にいらない
- 口や手をふかれるのがイヤ
そして対処法のまとめはこちら。
- 温度の調節
- 飲みこみやすい食感にする
- 好きなものにまぜる
- だっこして食べさせる
- おとなが食べているところを見せてから食べさせる
- すごいね〜と笑顔でほめる
- 食べるのをやめさせる
以上7つを紹介しました!
離乳食をまったく食べなかったのに、1歳をすぎてから突然おにぎりをバクバク食べるようになった、という話も聞きます。
歯が生えるスピード、消化機能が育つスピードを子どもが無意識に感じていて、自分に合わせたペースを教えてくれているのかも!?
あかちゃんにとっても食べさせる側にとってもストレスの時間にならないよう、肩の力を抜いてすすめていくのが一番いいのかもしれません。
悩みが多くなりがちな離乳食期ですが、あと何年かすればみんな大人と同じようなものを食べるようになります!
今しかないあかちゃんとの時間を、すこしでも楽しんですごせますように!
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